抜群のチームワークで四半期ごとに訪れる仕事の山を乗り越える

現在担当している仕事

経理部では、会社全体の各種決算業務、原価計算、税務、資金の収支管理、海外関係会社の財務などを行っています。その中で私は、主に個別決算業務と税務に携わっています。個別決算業務では、決算資料の作成や損益分析・報告を担当。経理というと個人作業のイメージがあるかもしれませんが、四半期ごとに行う決算業務は10人で分担して行います。個々に作業が割り当てられており、誰かの作業が遅れそうならフォローし合うなど、チームワークが欠かせません。税務では法人税計算を担当しています。この仕事の難しいところは、知っておくべきルールが多い点です。法人税法はほぼ毎年改正されるため、変更内容に対応しながら作業を行わなければいけません。常に新しい知識を求められる難しさはありますが、同じ業務の繰り返しではなく、着実にスキルアップを実感できる点に醍醐味を感じています。

仕事で何かを発見した瞬間

前年と今年の決算を比較する決算分析や、法改正に伴う税務に携わるには、経験の積み重ねによる業務知識の習得が欠かせません。また、損益分析や報告を行うには、会社全体のことを把握していなければ、精度の高い分析は不可能です。新人時代の私は、経験が浅いことに加え、経理以外の仕事は未経験。例えば、営業がどのように伝票を入力し、伝票の数字が帳簿にどのように反映されるのか、ということがわからないため、帳簿上の数字だけでは会社の動向や仕事の流れをイメージできずにいました。そこで、まず自分で調べて、調べてもわからないことについては、他部署にいる同年代の社員のデスクまで出向いて質問することを徹底しました。こうした努力の甲斐あって、徐々に会社全体の状況を数値からイメージできるようになりました。デスクワークのイメージが強い経理ですが、自らの目で社内を見渡すことの大切さを実感しています。

これまでで一番印象に残っている仕事

現在担当している個別決算業務の中に、固定資産管理業務があります。この業務を担当し始めた時、国際会計基準(IFRS)に対応するため、新しい固定資産管理ソフトを導入することが決まりました。当社はメーカーであるため、資産件数が非常に多く、中でも工場に資産の9割以上があります。そこで、1ヵ月に4~5回は富山の工場などに足を運び、現行システムの問題点と新ソフトで改善すべき点などの情報を、工場関係者と協議しました。テレビ会議システムもありますが、実際に現場を見て、顔を合わせて話した方が、協議が早く進むと思ったからです。こうして、関係者との情報共有を十分に行いながら移行作業はスムーズに進行。当初の予定通り、約1年半を費やして新ソフトの導入が完了した時の喜びは格別のものがありました。

今後の目標

海外の子会社に赴任し、経理を含め、グローバルな業務に携わりたいと考えています。実際に経理から海外拠点に赴任し、活躍している先輩もいます。しかし、海外で活躍している人は、複数の部門を経験している方がほとんど。というのも、海外に赴任する場合、営業や事務など、複数の仕事を兼務するケースが多いため、自分の専門業務以外の知識が欠かせないからです。今はまず、経理を極めることが先決ですが、将来的には営業をはじめ、さまざまな部門で経験を積み、夢を実現したいと考えています。

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